懸垂下降の考察1 [(英) Rappelling] [(独) Abseilen]
07/05/17 よっちん記
アンダーラインの名称をクリックすると画像が出ます。
1、ロープの連結
オーバハンド・オーバーハンド(ツー・ストランド・オーバーハンド・ノット&ロック・オフ)
単純にオーバーハンドをオーバーハンドでバックアップするやり方。分かりやすい。間違えにくい。やや解きにくい。
エイトベンド・ダブルオーバーハンド(フレミッシュベンド&ロック・オフ)
相互方向の通しエイトを二重結び(ふた結び・ダブルオーバーハンドノット)でバックアップするやり方。残存強度が高い。以外と簡単。やや解きやすい。
バタフライ・オーバーハンド(バタフライノット&ロック・オフ)
バタフライで連結し、オーバーハンドでバックアップするやり方。間違えやすい。確認し難い。理にかなっている。残存強度が高い。解きやすい。海外では一般的になりつつあるらしい。僕は最初から、これでやっています。
ダブルオーバーハンドオンリー(ツー・ストランド・ダブルオーバーハンド・ノット)
比較的、簡単で間違えにくい。まず解けない。固まると解く事に大変な知恵と労力が必要。
2,末端処理
何もしない
明らかに末端が届く距離、安定した下降点,下地が目視出来れば必要ない。回収時の解き忘れもない。ゲレンデでは勘違いからすっぽ抜け事故が起きています。重要なのは確認。これもバックアップ=ダブルチェックシステムになります。
両末端を結束する
一般的なやりかた。回収時の解き忘れが無い。ピナクルやブッシュにひっかかるとスリングになりやっかい。ステップになる。
末端を別々に結ぶ
色々と応用が利く。回収時の解き忘れに注意!末端処理は「エイト虫」が良い。懸垂ラインが見えない場合や暗闇での懸垂では、予め末端にループを作り、約1m(足の長さによる)上にストッパーの「豆」を作る。「エイト虫」と「エイトバイト」
全ての結びは、正しくキレイに整っているだけではいけません。しぼり込んで、絞め殺す。結び目が固くなります。柔らかい結び目はヤバイです。
3,ロープの投げ方、繰り出し方。
クライマーズ・コイル
単純に巻いて、下手投げで投げる。適当にやると、絡まる。単純で分かりやすく、早い。落とす先に障害がないことが分かっていれば、思いっきり遠くへ投げると下まで届く。
N式たたみ投げ
大きく、大きく。小さく、小さくを繰り返してたたみ、投げる。折りたたみ梯子の様にスムースに落ちていく。木の枝など障害があり、垂らすように投げる場合に向いている。
振り分け携帯方(ホルスター・スタイル)
ロープを別々にたたみ、ハーネスにぶら下げて、自分で繰り出しながら懸垂する。ブッシュなど障害が多い場合に向いている。やや、慣れが必要。適当にやると、ロープがずんだれて、絡まって、時間が掛かる。
懸垂時、ロープが自分より上になる(少なくとも手の届く範囲よりも)事は避ける。常に、ロープは自分の下に在るようにする。