クライミング研究会「ハイネの山」第七回
「セルフレスキュー初級Part2」
登り返し・切り替し
トップが自力行動出来る場合
1、登り返えし(フォローも同じ)
まず、ゴボウで登り返す。ビレイ側のロープが離れている場合、アッセンディングで登り返す。ザックはビレイループにぶら下げる。登り返しシステム(アッセンディング)を作る。巻き付け系のフリクションヒッチ、ロープとオートロックシステムでの登り返し、BUの技術が必要。
2、トップをロアーさせるがロープが足りない場合
ロアーさせてもらい降りるが、ロープの残りに余裕を持って切り替しをする。切り替しの支点は、なるべく効いていそうなものを選ぶ。引き解き系のフリクションヒッチ、支点工作、BUの取り方。
考察:ロアーラインに支点がない場合の工夫
負傷したトップをロアーで降ろすがロープが足りない場合
1、別のロープやコードがあれば継ぎ足して降ろす。ポイントのカラビナに結び目が引っかかると降ろせない(ロアー出来ない)。仮固定、径の違うロープの連結(強度、結び目の形状)、負荷の移動、結び目の通過の技術が必要。要所でのBU
2、継ぎ足すロープが無い、もしくは短い場合、ロープ一杯までロアーし、ビレーヤーは、カウンター・ウエイト・バランスで登り、トップを降ろす。トップが下に着いたら、一番近くのしっかりした支点まで登り、切り替して降りる。これはトップ側のロープを捕まえられることが条件。登り返し、切り替し、支点工作の技術が必要。トップ側のロープに手が届かない場合、振り子でトップ側のロープを捕まえ、支点工作、切り替しセルフロアーする。振り子が難しい場合(水平トラバースなど)、無理をしないで最終支点まで登り返し、支点補強しセルフロアーで降りる。途中で支点工作し更に切り替してセルフロアー又は懸垂で降りる。
支点工作のギアは各自、必携となる。最低でも、ピトン3種(薄刃、ウエイブ、アングル)とリング3ヶは携帯したい。道具は言及するまでもない。軽量化は各自工夫をするものである。
参考:登り返し用のレスキューループやレスキューコードでのコンビネーションはそれぞれのセット位置や長さによって、難易が左右されるので予め自分にあったやり方を習得されたし。
ガルダーヒッチはセルフレスキューで役立つ。だが単純故に、間違うと用を成さないので形ではなく、理屈を覚えた方が良い。