クライミング研究会「ハイネの山」第五回
「セルフレスキュー初級Part1」
確保からの脱出
想定:二人パーティー。ダブルロープ。岩陰でトップの姿が見えなくなった。暫くし、衝撃荷重があった。その後コールも含め反応がまったく無くなった。片方のロープにテンションは掛かったまま。トップの状況や最終支点、ロープの状態が分からない。
*仮固定
1,確保器(ビレー器)でテンションの掛かっている方のロープ(ローディッド・ストランド)をロック(固定)する
確保器の固定はミュールノットとオーバーハンドノットのバックアップ 両手が自由になる
バックアップ:2本ともマスターポイントに固定するする(長さ、たるみに注意)
考察1.ミュールノットにする際のワンターンの通し方
確保器のビナに通すよりビレイループの方が通しやすい
必須:ロープ(ストランド)のバックアップの要のビナは必ずロッキングビナを使用する。
2,ロープのテンションを確保器から移す
ストランドのロードリリースシステムの工作
確保器の上側でメインロープ(ローディッド・ストランド)にフリクションヒッチしアンカーと連結
確保器の固定を解除しテンション(ロード:負荷)を移す 確保からの脱出
考察1.レスキューループ(コードレット)又はコードでのフリクションヒッチ
プルージック、オートブロック(マッシャー)、クレイムハイストA又はB、ブレーカーズヒッチ、いわしの連続切り
考察2.フリクションヒッチからの連結
ループ(コードレット)でのロードリリース・ノット(ムンターとマリナーのコンビネーション)とコードでのムンター・ミュール・オーバーハンドノット
*本固定
メインロープ(テンションの掛かっている方)をマスターポイントにムンター・ミュール・オーバーハンドノット(MMO)で固定 両方のロープのバックアップの再確認
注意:上記、確保からの脱出は最終手段になります。
参考図書:How To Climb Seriesの「Self-Rescue」と、Mountaineers Outdoor Experet Seriesの「Climbing Self-Rescue」
用語は「テクノメモ」を参照下さい。