クライミング研究会「ハイネの山」第三回
「エイドpart3」
今回行ったエイドの具体的手順を記してみました。手順等おかしなとこがあったらお知らせ下さい。
装備は、まず、フィフィは予め自分にあった長さでハーネスに付けておきます。N式では、レッグループとビレイループに通します。ビレイループだけだと、ループ内で遊ぶからです。それから、短めのデイジーチェーンを2ヶビレイループにセットします。ロープも結ぶので、ごちゃごちゃになります。エイダーは2ヶを1セットとし、2セット使います。
アメリカ式エイド=支点でしょうか。順番に行くと、
1,支点工作:リムーバル・プロテクション(カムやナッツ「チョック」)、フィクスト・プロテクション(ネイリング)。(アメリカでは前者はCグレード。後者はAグレード。ボルトラダーはグレード外だそうです。日本では支点の強度、岩のもろさがあるので、Aグレードになるのでしょう。)
2,テスティング1:セットした支点を手で引っ張る
3,テスティング2:デイジーチェーンのポケットで長さ調整後、支点にクリップし静荷重する。
4,アグレッシブテスト:上記の状態で揺すってみる。
5,エイダーセット:二つのエイダーを1セットにしたものを使う。支点がデリケートなので、ボルトラダーのように、気安く乗り込めない為。(垂直のベクトルを維持するため)乗り込む。
6.フィフィテンション:これも垂直のベクトルを考慮し、エイダーにはあまり上に乗り込まない。(2,3段目くらいまででしょうか)
7,次の支点工作:この段階では、まだ、ロープはクリップしません。
8,同様にテストして次のエイダーに乗り込みますが、先につけたデイジーチェーンの長さを調整(上がる分)します。この間、ビレイは、フィフィと二つのデイジーチェーンになります。ですので、デイジーチェーンの遊びが無い長さが重要なのです。
9,3つ目の支点に乗り込んで、最初の支点にロープクリップします。
10,上記の繰り返し。
初級者の見解ですので、参考にならないと思いますが、このようにして攀じりました。落ちましたが・・・
思うに、デイジーチェーンは、確保より、テスティングの道具としての役割が大きいのでは。
ボルトラダーでは、最上段に乗り込み一気に2m近く上がりますが、リムーバル・プロテクションの支点では、荷重のベクトルを極端に変えると外れてしまう可能性が強いので、50〜100cm位しか上がっていけません。セット、テスト、掛け替えなどで、時間が掛かります。ビレイヤーはフリースタイルのビレーとは、時間の感覚が大分違うことを念頭におくべきでしょう。