クライミング研究会「ハイネの山」第一回 資料


「アンザイレン」
 二人以上が相互安全確保のためにロープを結び合う行為。危険を伴う箇所-岩壁、氷面、雪面等-の登降では、安全を確保するために二人以上をロープで結ぶ。1人が登降し他はその人を確保する、これを交互に繰り返して登る「スタカット」とアンゼイレンのまま全員同時に登降する「コンティニュアス」がある。「タイトロープ」はプロ技なので、十分な熟練を要す。

「支点(アンカー)Part1」
 リスとシワ。ハーケーンの種類。打ち方。抜き方。ジャンピングの仕方。岩の浮き。ハンマーの違い。ボルトの種類。
 岩壁に人為的に作った支点の一つで、ボルト状の楔を岩壁に埋め込むタイプのもの。人為的に作った支点では、ハーケンもあるが、これは、リスとよばれる細い溝に打ち込むもので(ネイリング)、リスが無いときは、作れない。そこでキリ状の道具で穴をあけ(ジャンピング)(現在は電動ドリル)で、ここに埋め込んで支点を作成するようになった。 この器具により登攀可能な山域が広がった。ただし、一度打ち込んだボルトは取り外すことは出来ないし、取り外しても穴が残る。開拓期にはボルトだらけルートが多くなり、この反動でフリークライミングが生まれたとされる。
形状からの分類では、リング型、RCC型、ハンガー型があり、そのほか、化学的な接着剤で岩と固定するケミカル型がある。
リング型は1952年ドリュ西壁においてギド・マニョーヌらによって使用され、日本では1959年谷川岳一ノ倉沢コップ状岩壁で初めて使用された。ハンガー型は、最初に輸入されたメーカー名をとって「ペツル」と呼ばれることがある。
また、シワやピンホール、くぼみに暫定的に使う前進用の支点工作ギアもある。
リムーバブルプロテクション(ナッツ、トライカム、などのパッシブ系とカムなどのアクティブ系)と、共に、高度な技術を要する。
但し、カムデバイスは比較的、初心者でも扱いやすいが、高価で重い。
リムーバブルプロテクションのみでの、人工登攀を、「アメリカン・エイド」と呼ぶが、和製英語である。